各宗派の案内
約2500年前にお釈迦さまがお説きになった仏教は、中国に伝えられ西暦538年に日本へと伝えられました。 以来、各宗派のお祖師方がよりどころとする経典などを元に、 現在の日本では十三宗五十六派に分かれてお釈迦様の教えが広められております。 その中でも代表的な宗派について明記しております。
天台宗
伝教大師最澄は中国の天台大師智顗の教えを極めたいと願い、
中国(唐の時代)へ渡り天台法門を学び帰国。
総本山を比叡山延暦寺として、「妙法蓮華経」をよりどころとして法華経の教えを広められました。
「悉有仏性(しつうぶっしょう)」つまり、誰もが仏となる性質を生まれながらに持ち合わせており、
授戒を受け真実を探し求める心(道心)を持って、悟りに至る道と説かれております
真言宗
弘法大師空海は中国(唐の時代)へ渡り、真言密教を学び帰国。 真言密教を広める根本道場として高野山を開創されました。 その後歴史の変遷を経て現在では主要な門派が18に分かれ「真言宗十八本山」として 真言密教の教えが広められております。「真言」とは仏様の真実の「ことば」を意味しておりますが、 それを知る事ができる教えこそが「密教」であると説かれております。
浄土宗
宗祖法然上人は「誰もが救われる道を求めよ」という父の遺言を受けて、
13歳にして生まれ故郷の美作国(岡山県)を離れ比叡山へ登られました。
男女や貴賤の区別なく誰もが平等に救われる教えを求め、
43歳にして善導大師の「観経疏(かんぎょうのしょ)」の中から、
「南無阿弥陀仏」と称え阿弥陀如来の本願におすがりし、
西方極楽浄土へ往生させてもらう称名往生の教えを確信され、念仏の教えを広められました。
曹洞宗
高祖道元禅師は13歳で出家し比叡山や建仁寺で仏教を学んだ後、 24歳で中国(宋の時代)へ渡り、如浄禅師と出会い釈尊以来の正伝の仏法を相承されました。 28歳で帰国され坐禅を根本とする正伝の仏法を説かれ、曹洞宗を立教開宗されました。 ただひたすらに坐禅を行い「禅戒一如(ぜんかいいちにょ)」 すなわち、坐禅と日常生活は一つであり、この自己の修行こそがそのまま仏の行であると説かれております。
浄土真宗
親鸞聖人は9歳にして出家得度され、20年間にわたり比叡山で天台宗の修行をされましたが、
救いの道を求められず29歳にして比叡山を下山し浄土宗を開かれた法然の元へ弟子入りされました。
浄土宗への弾圧が元で、親鸞は越後へ流罪となりますが越後から関東地方への教化によって、
多くの信者の帰依を受けました。60歳で帰京し阿弥陀仏に救われたいと願う時点で、
すでに救われているという教えを説かれております。
臨済宗
中国(宋の時代)に渡った栄西によって、坐禅の教えが広められました。 文字や経典を頼らずに、仏の心を師匠から弟子へと悟りを直接伝えていく事を根本としています。 これが禅宗における「師資相承(ししそうじょう)」の始まりと言われております。 臨済宗の禅は「看話禅(かんなぜん)」と呼ばれ、師匠から出題される「公案」を、 知識だけに頼らず、身体全体で体現し答えを見い出す修行を受け継いでおります。
日蓮宗
日蓮聖人は16歳にして清澄寺(現在の日蓮宗大本山のひとつ、当時は天台宗)にて出家得度されました。 その後、諸国を遊学し多くの経典や書物を学び、法華経こそが釈尊の真実の教えであり、 末法の世において法華経こそが救われる道と確信され、32歳にして立教開宗されました。 お題目「南無妙法蓮華経」を唱えることによって、釈尊が積んだ功徳は自然に体得され、 即身成仏し霊山(りょうぜん)浄土に往生することを説かれております。






